既卒になったらもうやりたかったことは諦めるしかない。
とりあえず就職したいけど全く出来ない。
就職出来ず親に詰められる毎日で辛い。
自分だって出来るなら就職したいのに。
そんな人へ
同じ状況にいる人は、私の過去を通して何をすればいいかが分かります。
その状況からでも人生は楽しくなります。
勉強やアルバイトが嫌でしょうがなかった人でも、
誰よりも仕事熱心になって尊敬される人になります。
仕事は嫌なものという固定観念を捨てられます。
楽しい毎日は自分で作ることが出来ますから。
能力なしで「お前には無理!」と言われていても
それを言ってきた奴より年収が高く、好きなことが出来るようになります。
どん底を味わっている今がある人こそ、これから挽回でき、
私が一番それを味わってきて体現してきました。
今日も何も出来なかった日にはさせません。
私の体験談を見てみてください。
既卒ニートの時に見たかったことを具体的に言語化しています。
過去の私

大学4年生になっても何もやりたいことが分からない。
とりあえず周りに合わせて就活を始めるが、依然として分からない。
親に言われた地元の工場を受けさせられる。
高校や大学と同じで、将来も親に決定させられるのか。
大企業のグループだから安定している。
ここに入れば将来安泰だと言われて育ってきた。
田舎の中では、親の知っている中ではそうかもしれない。
でも私は全く興味がない。
特に興味のない会社は志望動機などが上手く話せない。
説明会の時点で興味のないことが人事の人に見破られ、「君、ウチに興味ないでしょ?」と言われる始末。
そのまま面接も受けさせてもらえず。
研究室の教授にも、就職先が決まってないなら大学院に行くことを勧められた。
そんなお金を田舎の親に払ってもらえるわけもない。
どこにも就職出来ずそのまま卒業してしまった。
200人近くいた学科で就職出来なかったのは自分だけ。
無能すぎる。
何をやってもうまくいかない

既卒になってからも
自分が将来何をしたいのか全く話すことが出来ない。
会社に入って何をしたいかを聞かれると、急に何も出てこなくなる。
こんなに色々な会社を探して応募しているのに、自分に合う会社が出てこない。
こんなに面接を受けているのに、予想していなかった質問1つで頭が真っ白になる。
そもそも書類選考の時点で落とされる。
理由も伝えられることなく。
既卒がダメならそう言って欲しい。
ここまで時間を使っているのに、現状を変えることが出来ない自分にうんざりする。
他の同級生たちはもう社会人になって、初任給ももらって親孝行もしているのに。
自分は親の金で一人暮らしをし、無職のまま。
こんな親不孝者見たことない。
高校までは進学校に通い、親も喜んでいた。
それが今はこんなにも悲しませている。
このまま、この先ずっと親のすねをかじって生きていくのだろうか。
やっぱり自分は、何をやってもうまくいかない人生なんだろうか。
何も出来ない自分が嫌い

そのままニートになった後の毎日は、
就活をやっているフリをして親からの「進捗あった?」
という質問に答えられるようにだけしていた。
この会社に応募した。
書類選考が進んでいる。
受かりもしない会社に適当に応募して落ちるだけ。
実際は何も進んでいなくて、不安で押しつぶされそうになる。
でも変われない。
何か資格をもっているわけでもない。
頭が良いわけでもない。
特技があるわけでもない。
パソコン、周辺機器は好きだけど、自作出来るくらい能力あるわけでもない。
英検、数検は準2級くらいしか持っていない。
漢検に至っては3級。
こんなの就活でアピールになんてならない。
書ける資格は田舎の地元で就活に必要だから取った自動車免許だけ。
そもそもまだ地元で就活するの?
都会に出て就職したいの?
それすらも決められない。
地元でも「あなたウチに興味ないでしょ?」と見透かされてどこにも受からない。
そこまで言われるのって態度に出ているんだろうな。
都会で応募してみても、志望動機に書く内容が無さすぎて書類が受からない。
「ちょっと興味があるかもしれないから」じゃダメなのか。
働けと言われているからしか考えられない。
何をやろうとしても上手くいくイメージが全くない。
ちゃんと書けよ!と自分でも思うんだけど、興味がないから書けない。
そもそも書く気にもなれない。
こんな自分が嫌いだ。
同じ境遇の人の話を見るばかりで行動に移せない

一人暮らしだが親に全て払ってもらっているクズ。
就活するフリを続けていた。
自分が何をしたいのかも分からず、
興味の無い会社を受けたらその態度が伝わって落ちる。
そうして、どうせ何度やっても無駄だと思うようになる。
毎日就職活動中の後輩と傷を舐め合うように酒を吐くまで飲む。
でもその後輩も徐々にいなくなっていく。
内定が出ていくから。
同じ境遇の人の体験談を見て少し安心する。
同じような人がいるんだ。
自分だけじゃないんだと。
その人はもう2年もニートをしている。
私はまだ2ヶ月だからそこまでじゃないかという偽りの安心感を得る。
その安心感を得たおかげで、また1日を無駄にしていく。
いつまでたっても進まない。
ひたすら現実逃避でその日を逃れることが出来ればいいと思っている。
とにかく何か少しでもやらなければ押しつぶされる。
親から進捗確認の連絡も来る。
これに答えられないと怒られる、親を悲しませる。
でも毎日起きるのは夜になってから。
そうして何も出来ない1日に絶望する。
ストレスで円形脱毛症にもなった。
明日は日中に起きて10社は会社を探そう!と意気込む。
だが明日になるとずっと動画を見て終わる。
「あと1時間したらやる」と意気込むも出来ない。
なんでだ。
じゃあ何が出来るんだ?
ニートで空白期間が増えていくと親から急かされる

大学を卒業して最初の方は、親も
「自分が地元のここがいい!と押し付けたのがよくなかった」
「お前のやりたいことをすればいい」
と謝っていた。
しかし、1ヶ月経って進捗が何もないと、
頻繁にどこを受けてどこまで進んでいるのか聞いてくるようになった。
それがとんでもなくストレスだった。
いや、お金を払ってもらって生活させてもらっているので、
当たり前といえば当たり前なのだが。
親の言うとおりにレールの上を歩いてきた。
急に自分の好きなことをやれと言われても、
それを見つけるのに予測できもしない時間がかかる。
そもそも見つけられるのだろうか。
不安で辛い時期が続いていった。
他人任せの人生から抜け出す

毎日起きたら夕方。
今日の進捗も何もない。
それなのに親からの進捗確認の連絡はくる。
「何も進んでいない」と言うのが辛い。
でも本当に何も無いから言うしかない。
こう言うと、「誰が家賃や生活費を払っているか分かっているか?」と返ってくるので嫌だ。
何も言い返す弾を持っていない。
就職と親の板挟みになって、もうどうしたらいいのか分からない。
とりあえず内定を取ろうとしても、興味がないことをやるとすぐにボロが出て落とされる。
かといって、自分がやりたいことが分からない。
どんな会社を受けたらいいのか分からない。
早く抜け出したいけど、答えが分からない就活を続けるのが辛いんだよ。
こんな心境なのに、言いたいことをズカズカ言う親。
私は、ついに毎日進捗を聞いてくる親にブチギレた。
「うるせぇ!就職は絶対するから待ってろ!」と。
それによって、「決まらなければ来月の家賃は払わない」と言われたので、
もう逃げ場はなくなった
こう宣言したことで、
来月住むところが無くなる恐怖 > 何をすればいいか分からない不安
という、やらざるを得ない状況になった。
そこからは焦りに焦り、上手くやろうとも思わずとにかく調べまくった。
無駄な調査も多かったかもしれないが、そんなこと構わず必死だった。
自分が興味のあることしか出来ないのは分かっているので、
じゃあ何なら出来るのか?と思い、
分からないなりに自己分析をした。
心なしか、起きる時間も早くなっていった。
生まれ変わって自信をつける

自己分析は正直合っているのか不安だったけど、
やるしかなかったのでとにかくやった。
紙にひたすら自分のことを書き出していった。
詰まることが多かったので、これだけで1週間くらいかかっていた。
それでも、ようやく自分の人生を自分で考える時間が作れた。
パソコンをカッコよく操作して仕事をしたい
という漠然とした理想はあって、後は書き出したものを見るに、
ゲーム関係のことをどうしてもやりたいという根本の欲求が露出してきた。
そうか、無理と思っていたから無意識に選択肢から外していたけど
ゲーム業界に行きたかったのか。
でも、プログラミングも絵も描けるわけじゃ無いし、
今の自分には1から学んでいる時間なんてない。
そんな自分でも応募出来る職業はないだろうかと調べたところ
ゲームプランナーが出てきた。
これなら応募する資格はある!
もう、一度ここで人生は終わった
ここで生まれ変わったとして好きなことをやる
いつまでも負けっぱなしの人生でいてたまるか。
こんなとこで終わってたまるか。
他人に左右されて自分の人生を決められそうになっている
見えない枷をぶち壊せ。
心の底で自分には出来ないと思っていることなんて山ほどある。
出来ないなんてやってみないと分からない。
本気で目指しているものを見つけた時、
出来ないなんて未来にはならない。
その目指しているものになるまで絶対に諦めないから。
もはや、今生まれ変わったとして
せっかくならやりたかったことをやってしまえ。
来世でも何も出来ないダサいやつになんてなるな!
もうやるしかない状況で、やっと自分の心が動くものを見つけられた。
壁にぶち当たってもみなぎるやる気

分からないなりに行動しても、そう簡単に面接は受からない。
でも対策しているとやる気が出てくる。
面接で落とされているのは今までと変わらないのに。
今までこんなことなかった。
初めて経験する。
失敗しているけど、自分のやりたいことに突き進んでいる感覚。
対策をしていると経験値が溜まっていくのが分かる。
自分のやっていることがやっと自分ごとになっている。
本気でこの仕事をやりたいと思えるようになった。
そのために努力をしようと自分の意思で行動出来るようになった。
もうそれ自体が嬉しかった。
他人にやらされている感覚がない。
面接でも、ありきたりのテンプレのことを言うのではなくて、
自分の言葉でやりたいことを言えるようになった。
ここまで来てやっと、新卒と同じくらい何も業界経験無いのに、
正社員になりたいから中途で応募しているのがそもそもおかしいのでは?と気づく。
正社員に絶対にならなければいけないなんてルールは無い。
別に親からも「就職しろ」とだけしか言われていないし、
自分で生活していけるくらい稼げるならアルバイトだってかまわない。
幸い、ゲーム会社のアルバイト募集は結構あった。
むしろ、業界未経験、社会経験無しの中途応募を探してた方が難しかった。
体験談や口コミを見ると、アルバイトでも正社員化してる実績もありそう。
一生アルバイトってことはなさそうだ。
それに、自分なら誰にも負けない意欲がある。
そんじょそこらの人と違って、一度人生をやり直しているから。
普通の人がやりたくないことでも、自分から手を挙げてやりにいく。
もうこれ以上底辺に落ちることは無いから、どんどん挑戦していく。
これが出来るから絶対に正社員になれる自信がある。
そうしてゲーム会社のアルバイトに応募していった。
面接を対策しきってゲーム業界に行く夢を叶える

3社受けたところ毎回の流れは一緒だった。
なので聞かれることも大体分かるようになってきた。
問題はどう答えれば良いか。
既卒で空白期間もある私は、どうやったって聞かれる質問がある。
「空白期間は何をしていましたか?」
こればっかしは避けられないし、面接官が一番気になるところのはず。
新卒で就職せずに何をしていたのか?
色々調べて考えた結果、答えが出た。
「正直に言う」
これはネガティブな着地にならないようにポジティブに言う前提。
具体的には
Q:「空白期間は何をしていましたか?」
A:「自分のやりたいことを探していました」
Q:「やりたいことは見つかりましたか?」
A:「見つかりました。今まで気づいたらゲームのことを考えていたので、ゲームを作る仕事をしたいです」
Q:「在学中には見つけられなかったのですか?」
A:「親に地元のここで就職しろと言われていたんです。」
「でもどうしても自分で選んで納得した仕事がしたいと悩んでいたら卒業してしまいました。」
「今は自分の意思でやりたいことに挑戦しています。」
こんなくらいに正直に言う。
でも最後はポジティブになるように調整すれば良いと考えた。
そもそも、面接官を騙すくらい上手いことを考えられないし、
考えたところで深掘りされたら返答が出来ない。
空白期間があるのは事実。
そこから今どうなって臨んでいるのか、自分の言葉で説明さえ出来れば問題ないんだなと。
そう確信したのは、4社目のゲーム会社にアルバイトで内定したからだった。
親にもすぐに連絡した。
「やってやったぞ!」と
「本当にゲーム会社に入ってやったぞ」と。
「よかったね」とは言っていたがアルバイトなので心配はしていただろう。
それよりも、自分で探した仕事だから価値があると理解してくれた。
親は親で、「こうなりなさい、安定した職業だから。あなたのためを思って言っている。」をやりすぎたと反省しているのか、そこから人生のことに口出ししてこなくなった。
私は自分で悩んで選択する。
間違っていたとしても、その過程に価値がある。
自分で選んだ選択だからこそ当事者意識が芽生える。
他人に勝手に選ばれたものは自分のためにならない。
これを理解するのに長い時間がかかってしまって、大学も卒業して無職になってしまった。
学生のうちに自分で選んで内定を取れた人は凄いな。
最後に

親に敷かれたレールを歩いていたから、親のせいで大学を卒業しても就職出来なかった。
これは事実であり、少し違います。
自分の根本にある欲求を探すのが苦痛だったから、分かりやすいレールをなぞっていた。
時間がかかるし、正解が分からないと苦痛だったんです。
それでも、天職を見つけるならやるしかない。
自分だけ能力が無いわけじゃないです。
逃げ続けている臆病者じゃないです。
みんな同じように正解が分からなくて苦しんでます。
大学卒業するタイミングまでに就職出来た人でも、1年で辞めている人は珍しくありません。
40年以上働く中で、絶対にやってきます。
「このままでいいんだろうか」
遅かれ早かれ、毎日悩む時期が来るんです。
私は、在学中から大学卒業しても悩んでいました。
それでも若いうちに向き合って、
その時は無謀かもしれないと思っていても
やってみたら全然そんなことありませんでした。
その時の私が本気になったから、本気になれるものを見つけたからこそ
今日の私が楽しみながら仕事が出来ています。
あんなに「働きたくない」、「バイトもしたくない」と言っていたのに
今では会社で誰よりも働いています。
誰にも負けないという気持ちで仕事に取り組めています。
自分でも信じられません。
「ゲーム会社なんて無理」という誰からも言われていない、
ただネットで見ただけの情報に惑わされず、自分の欲求に従ってよかった。
勝手に比べて自分の大事なものまで諦めてはいけません。
一生天職を見失い、その無念を墓に持っていくことになります。
ここまで見て、「やっぱ自分には無理だ」ってなるかもしれません。
それは自由ですが、それでも心のどこかで
「悔しい」「これから巻き返したい」という思いが少しでもあるなら、
私の体験談が一助になれば冥利に尽きる思いです。
もうこれ以上落ちるところはない
「底辺で這いつくばるか」
「落ちるリスクの無い挑戦をするか」
私が実際にやった自己分析をまとめています
(画像をタップ)

行動出来たらXで「やってやったぞ!」と私にも教えてくださいね↓
