押し込めていた自分の欲求を取り戻す【既卒ニート脱却の解説書③】

ノウハウ記事

「自分が何をしたいのか分からない」
既卒ニートの人から、よく聞く言葉です。
そして、私もまったく同じでした。

就活をしていても、
「志望動機を教えてください」
という質問が一番苦手でした。

なぜなら、答えが何もなかったからです。
生活のために働かないといけない。
親を安心させないといけない。

でも、自分が何をしたいのかは分からない。

面接官にも熱意が伝わらない。
結果、落ちる。

そして、
「やっぱり自分には何もないんだ」
と思ってしまう。

でも、今なら分かります。
当時の私は、やりたいことがなかったのではありません。

自分の本音を無視し続けていただけでした。

「やりたいことがない」のではなく、考える機会がなかった

私は小さい頃から、
親の言うことを聞いて生きてきました。

良い高校に行く。
良い大学に行く。
安定した会社に入る。

それが正しい人生だと思っていました。

親も悪気があったわけではありません。
「苦労してほしくない」
「安定した人生を送ってほしい」
そう思ってくれていた。

でも、気づかないうちに、
「自分は何をしたいのか」ではなく、
「周りから見て正しい選択は何か」で人生を決めるようになっていました。

だから大学4年生になって、
「将来何をしたい?」と聞かれた瞬間、何も答えられなかった。

今まで自分で選択してこなかったからです。

周りが評価するものを、自分の夢だと思っていないか

やりたいことを探す時、
最初に捨てるべきものがあります。

それは、
「周りから評価されるものを選ばなければいけない」
という考えです。

例えば、
・大企業だから
・安定しているから
・給料が高いから
・親が喜ぶから

もちろん、これらは大切です。

でも、それだけで選んだ仕事を、40年以上続けられるでしょうか。

私自身、親に勧められた地元企業を受けました。
大企業グループ。
安定している。
周りから見れば良い会社。

でも、面接で、
「なぜこの会社に入りたいのですか?」
と聞かれた時、何も言えませんでした。

興味がないからです。

どれだけ良い会社でも、
自分の心が動いていなければ、相手には伝わります。

それ以降の地元の就活では、
説明会の時点で「あなた、ウチに興味ないですね?」と言われました。

施設を案内してくれても、返事だけして全く見てなかったみたいです。
驚くことに、全く自覚がありませんでした。

本当にやりたいことは「ずっと考えてしまうこと」に隠れている

では、どうやって本当にやりたいことを探すのか。

私の場合、答えは意外なところにありました。
「昔から自然にやっていたこと」です。

私は昔からゲームが好きでした。
特に、カードゲームのデッキを何度も何度も組んでいました。

子供の頃は、持っているカードが限られていましたが、
その中で何度も何度もカードが入ったボックスをひっくり返し、
種別ごとに分けて整理してコンボを考えていました。

周りから見れば、
「何回も同じことして楽しいの?」って感じです。

でも、自分では無意識についやっていることで、
戦略を考えるのが辞められなかったんです。

本当に好きなものは、
努力している感覚がありません。
気づいたら時間が過ぎています。

「無理だから」と最初から選択肢から外していないか

私の場合、
ゲーム業界に行きたい気持ちはありました。
でも、最初から諦めていました。

ゲーム会社なんて一部の才能がある人しか行けない。
プログラミングができないと無理。
絵が描けないと無理。

そう思っていました。

だから、存在しているのに見えていませんでした。

本当は行きたい場所なのに、「自分には無理」
という理由だけで選択肢から消していました。

あなたにもありませんか?

昔好きだったもの。
憧れていたもの。

でも、
「現実的じゃない」
「自分には無理」
と思って封印したもの。

自分の勝手な思いこみなだけですよ。

自己分析は「向いている仕事探し」ではない

自己分析というと、
「自分の強みを見つける」と思う人が多いです。

でも、既卒ニートの場合、
最初に見るべきなのは強みではありません。

「自分は何に心が動くのか」です。

なぜなら、好きでもないことを努力し続けるのは難しいからです。

逆に、「これをやりたい」というものが見つかった時、
劇的に人生が変わっていきます。

私がそうでした。
ゲーム会社に入る前は、アルバイトすら嫌でした。

でも、ゲーム業界に入りたいと思ってからは違いました。

面接対策をする。
業界研究をする。
落ちても改善する。

初めて努力が苦痛ではなくなりました。

理由は単純です。

自分の意思で選んだものだから。

やりたいことは、最初から明確じゃなくていい

ここで勘違いして欲しくないことがあります。

「やりたいことを見つける」と言っても、
最初から人生をかける夢を見つける必要はありません。

私も、ゲーム業界で絶対に成功する!
なんて最初から思っていたわけではありません。

ただ、「ゲームに関わる仕事がしたい」
という小さな気持ちでした。

そこから調べて、
ゲームプランナーという仕事を知りました。

行動したことで、どんどん具体的になっていきました。

最初の答えは、ぼんやりしていて大丈夫。

むしろ、やってみないと分からないですよ。

最後に

既卒ニートから人生を変えるために必要なのは、
「正しい答えを探すこと」ではありません。

まず、「自分は本当は何を望んでいるのか」を見ることです。

今まで親や周囲の期待に合わせてきた人ほど、
自分の欲求が分からなくなっています。

でも、消えたわけではありません。
押し込めていただけです。

昔夢中になったこと。
時間を忘れてやったこと。
誰にも言っていない憧れ。

願望!夢!欲望!
笑われるようなことでもいいんですよ。

それを己の心臓の奥の奥にしまった状態から
引きずり出すんです。

私自身、田舎でITの会社なんてあるの?ってくらいのところから
都会のゲーム会社に行きました。

人生を変える最初の一歩は、
新しい何かを探すことではありません。

今までに身体が訴えるように答えを出していたので、
それを認識することでした。

次の記事では、
「やりたいことが見つかった後、就活への考え方をどう変えるか」
について話します。

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