ブログを見てくださりありがとうございます。
引き続き、自分がゲーム会社に就職した後の体験談を書いていきます。
入る前の体験談はこちら↓
この記事では
・ゲーム会社に就職した際の実態
を知ることができます。
本記事を書いている自分は
・ゲーム業界未経験
・大学を卒業してどこにも就職出来なかったニート
・毎日親の金で酒を飲んで何もしない
という状態でした。
そこから今では
・年間売上100億円規模タイトルのディレクター
・数々の中途や新卒を採用する面接官
・中小〜大手のゲーム会社5社経験
・大手ゲーム会社での新規ゲーム開発
を経験しています。
自分の経験から、ゲーム会社への就職完全ガイドを作りました
ゲーム業界への就職に対して、よくある疑問点を全てまとめてあります↓
実装作業への挑戦
最初に実装作業を任されたとき、正直に言って不安でいっぱいだった。
ツールの使い方もわからなければ、データ構造の理解も不十分。
先輩たちの指示を頼りに、少しずつマスターデータの仕組みを学び始めた。
実装に必要な知識を得るために、まず過去のデータを徹底的に解析した。
どの値がどの機能に影響を与えるのか、試行錯誤を繰り返すうちに、データの関係性が少しずつ見えてきた。
「デバッグで学んだ視点がここでも役立つのね。」
そう実感しながら、地道な作業を進めた。
バグを見つけたときと同じく、根気強さが必要だった。
ユーザー体験を意識した設計
単に仕様通りに動作させるだけでなく、ユーザーが快適に楽しめる体験を提供するためにはどうすればいいかを考え始めた。
ゲーム内のキャラクターの動作や報酬のバランス調整は、プレイヤーのモチベーションに直結する。
「このアイテムのドロップ率はどうだろう?ユーザーが楽しめる確率設定になっているかな?」
こうした考えを持ちながらデータを調整することで、少しずつ設計に対する自信がついていった。
さらに、エンジニアとの連携を通じて、ユーザーインターフェースやバックエンドの動作に対する理解も深めることができた。
企画ミーティングへの参加
ある日、上司から「次の企画会議に出て意見を出してほしい」と声をかけられた。
それまでは、与えられた仕様を実装するだけの立場だったが、企画そのものに関与できるチャンスが訪れたのだ。
会議では、キャラクターの設定やイベントの構造について熱心な議論が交わされていた。自分の考えを整理し、勇気を出して意見を述べた。
「この画面では横に実際の中身を表示した方が、ユーザー体験よくなると思うのですがどうでしょう?」
初めての発言に緊張したが、チームのメンバーが真剣に耳を傾けてくれた。
その結果、一部の仕様が変更されることになり、自分の提案が企画に反映された。
初めての達成感
自分のアイデアがゲームに形として現れるというのは、何物にも代えがたい達成感をもたらしてくれた。これまでの努力が無駄ではなかったことを実感し、さらなる挑戦へのモチベーションが湧いてきた。
「もっといろいろなことを学びたい。もっと良いゲームを作りたい。」
その思いが、自分をさらに成長させてくれた。
課題と成長
もちろん、全てが順調だったわけではない。
初めての実装作業では、ミスも多かった。
特に、データの誤入力や仕様の誤解からくる問題には何度も苦しんだ。
「この部分、データが間違っているよ。修正しておいてくれる?」
エンジニアからの指摘を受けるたびに落ち込んだが、同時に次は同じミスを繰り返さないように努めた。
問題点をメモに書き留め、作業の手順を見直すことで、徐々に作業精度を上げることができた。
チームとの連携の重要性
チーム内でのコミュニケーションも、この時期に大きく改善された。
それまでは遠慮がちだったが、自分の意見を積極的に発信し、分からないことはすぐに質問するようになった。
「これってどういう仕様でしたっけ?」「こういう変更を加えるとどうなりますか?」
こうした対話を通じて、先輩たちの知識や経験を吸収し、作業の効率を向上させることができた。
次のステップに向けて
この時期を振り返ると、デバッグから実装へ、そして企画への関与という段階的な成長が、自分にとって大きな飛躍となったことが分かる。
まだまだ自分には学ぶべきことがたくさんある。
そう感じながらも、次のステップへの期待と希望が心を満たしていた。この経験を土台に、さらに大きなプロジェクトに挑戦する日が来ることを楽しみにしている。
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