・ゲーム会社なんてやめとけと耳にするけどなんで?
・入って後悔したくない
・向いている人や向いていない人を知りたい
この記事はそんな悩みを全て解決します。
本記事を書いている自分は
・ゲーム業界未経験
・大学を卒業してどこにも就職出来なかったニート
・毎日親の金で酒を飲んで何もしない
という状態でした。
そこから今では
・年間売上100億円規模タイトルのディレクター
・数々の中途や新卒を採用する面接官
・中小〜大手のゲーム会社5社経験
・大手ゲーム会社での新規ゲーム開発
を経験しています。
ゲームが好きで「将来はゲーム会社で働きたい」と思ったことはありませんか?
しかし、周囲から「ゲーム業界はやめとけ」と言われて不安になる方も多いでしょう。
なぜそんなネガティブな意見が多いのでしょうか?
実際にゲーム業界で働くことは本当にリスクが高いのでしょうか?
この記事では、ゲーム会社が「やめとけ」と言われる理由と、
それでもゲーム業界を目指す価値について深掘りしていきます。
また、自分が向いているのかどうかを見極めるポイントや
筆者が実際に見た、ゲーム業界で成功している人の特徴
もご紹介します。
ゲーム会社がやめとけと言われる理由
①長時間労働の実態
ゲーム開発はプロジェクト単位で動くことが多く、特にリリース直前は納期に追われ、長時間労働が発生することがあります。
プライベートの時間が削られ、体力的にも精神的にも消耗する
これが「やめとけ」と言われる理由の一つとなっています。
ただ、最近では稼働時間も各社管理しており、
45時間以上の残業をさせないような動きになってきています。
内情をすぐに拡散される時代なので
ホワイト化してきているのが実態です。
②給与面の課題
ゲーム業界はクリエイティブな仕事である一方、初任給が低い場合があります。
特に中小企業では給与が他業界と比べて低い傾向があります。
「こんなに働いてこの給料?」と不満を感じる人もいます。
ただし、大手企業では比較的高水準の給与を得られる場合もあります。
最初の駆け出しの時は給料に対して不満があるのはそうですが、
実績を築いていくごとに高水準の給与になっていくのも事実です。
③バグや苦情への対応
バグが起きた際にはその対応が緊急で必要になります。
苦情のお問い合わせも来るので、精神的に消耗する人もいたりします。
運営での残業はここの対応になることが少なくありません。
サービス業なのでお客さんに寄り添ったサポートが必要です。
ですが、逆に良いサービスを提供したら感謝されることもあります。
それがやりがいとなる一つの要因です。
④技術革新の速さとプレッシャー
新しい技術やトレンドが次々と登場するゲーム業界では、常に学び続ける姿勢が求められます。
特に、ゲームエンジンのアップデートやAIの導入など、
最新技術を習得しなければならない場面も多く、これにプレッシャーを感じる人もいます。
さらに、最新のゲームの情報やアニメ、漫画の情報など
エンタメの情報を広くキャッチしている人が多くの会社で求められます。
⑤ゲームに対する情熱が薄れる
「ゲームが好き」という理由で業界を目指す人が多いですが、仕事としてゲームに関わることで純粋に楽しめなくなる場合があります。
バグ修正やスケジュール管理に追われるうちに、ゲームへの情熱が薄れてしまうこともあります。
よく聞くのは入って1年くらいの人が
「ゲームをするのは好きだけど作るのは別に好きじゃなかった」
というものです。
好きなものを仕事にした結果、
徐々に関心が無くなっていく人がいるのです。
⑥社内の人間関係が難しいことも
クリエイティブな業界では、意見の衝突が起きやすいです。
特にゲーム開発は多くの人が関わるため、
ディレクター、デザイナー、エンジニアなど、
各職種間での意見の食い違いが発生することがあります。
これがストレスの原因となり、業界を離れる人もいます。
加えて、ゲーム業界ではクセの強い人が多く
その人と関わりながら仕事をするのに疲れてしまう人もいたりします。
人間関係という点では、どこの業界でも完璧はないですが。
それでもゲーム会社を目指すべき理由
①好きなことを仕事にできる
自分が大好きなゲームを仕事にすることで、日々の業務にやりがいを感じられます。
自分が関わった作品が世に出て、多くのユーザーに楽しまれる瞬間は、
この業界ならではの達成感です。
ゲームをしていることがえらい環境なので
時間さえあればゲームをしていた人はずっとパフォーマンスを出せる業界になります。
一日の内、8時間は仕事するとなった時に
好きなことをやっているのといないのでは
幸福度に大きな差が出ますよね。
②かなり自由な業界
「仕事」と言ったらかなり堅苦しいものをイメージするかもしれません。
・スーツを着て朝早く満員電車に揺られて出勤
・仕事中は雑談せず集中して取り組む
・仕事上でのお堅い付き合い多め
ゲーム業界は
・朝は10時出勤と遅めなので満員電車のピークを避けることができる
・服装自由でスーツなんて着ない
・みんなゲーム好きなので同じ話題で雑談しながら作業
このように普通の会社員とはかけ離れた別世界で暮らしています。
なので、この自由さゆえに他の業界に行きたくないという人もいるほどです。
③成長できる環境が整っている
ゲーム業界は技術革新が速いため、成長のチャンスが多いです。
新しい技術やトレンドを追いかけることで、
他の業界でも通用するスキルを身につけることができます。
実際にゲーム業界で働いた後に、他のエンタメ系に転職する人は多いです。
映像、音楽、企画全てが詰まった総合作品がゲームなので
幅広く経験しておくことで、自分がもっとやりたい方向を見つけることが出来ます。
④チームでの達成感を味わえる
ゲーム開発は多くの人が協力して進めるプロジェクトです。
チームワークが重要であり、成功した際の達成感をチーム全体で共有できます。
これが大きなモチベーションとなります。
いわば、全世界に向けて文化祭の催しを定期的にやっているような感じです。
お客さんに喜んでもらえて、売上もドカンと出せた時の快感をチームで楽しんでいます。
この経験をしたチームの人たちが今後の人生の宝物になります。
ゲーム業界に向いている人
ゲームが好きな人は前提のもと
ゲーム業界に向いている人は以下になります。
新しいことを学ぶのが好きな人
技術革新が速い業界のため、常に学ぶ姿勢が求められます。
新しいツールや技術を楽しみながら習得できる人は適しています。
コラボや新しいプロジェクトで知らないアニメや漫画のものを担当しても
貪欲に吸収出来る人は重宝されます。
普段から最新のコンテンツを知っている人は
それだけで仕事が貰えるくらい重要です。
チームでの作業が得意な人
ゲーム開発は多職種が関わるため、コミュニケーション能力が重要です。
人と協力して目標を達成するのが得意な人は向いています。
他の人から意見をもらったり、
分からない所は相談できたりした人は
チームでの作業も進行していけるはずです。
忍耐強く粘り強い人
バグ修正や仕様変更など、問題が発生しても冷静に対応できる忍耐力が求められます。
イレギュラーはつきものなので、そこにちゃんと向き合える人は成長していくことが出来ます。
お客さんにどうやったら喜んでもらえるかを考える。
例え失敗して非難されたとしても、次に活かして挑戦する。
そのようにゴールに執着して粘り強く行ける人は向いています。
ゲーム業界に向いていない人
前提としてゲームが好きじゃない人は
ついていけずに苦しい環境かと思います。
それを踏まえてゲーム業界に向いていない人は以下になります。
変化を嫌う人
技術やトレンドが変化し続けるため、同じやり方を続けたい人には厳しい環境です。
様々なジャンルのゲームを担当することもあるので
プロジェクトの異動に伴い、必ず変化があります。
新しいものの情報が業務上必要になってくるので
それを仕入れるのに苦痛を感じる人は厳しいかと思います。
一人で作業したい人
チームでの作業が基本となるため、
他人とのコミュニケーションが苦手な人には向かない場合があります。
自分が作ったものでも、その後工程の人に意図を説明したり
そもそも事前にどういうものを作るかの企画も共有しないといけません。
このように必ずコミュニケーションが必要になるため
絶対に一人で作業したいという人には向きません。
プライベートを重視する人
繁忙期には長時間労働が発生するため、
仕事とプライベートの両立を重視する人にとってはストレスになるかもしれません。
そもそも始業も遅いため、終業も遅くなるので、
仕事が終わってから十分に時間が欲しいという人にはあまり向きません。
【実際に見た】ゲーム業界で成功していた人の特徴
失敗を恐れないポジティブな人
これが何より一番大事です。
ゲーム開発はトライ&エラーの連続です。
失敗を恐れずに挑戦し続ける姿勢が成功を引き寄せます。
スキルを持っていたり、頭が良かったりとかいうより
何度も挑戦して失敗を許容できる人はその分成長しています。
なので、やったことないことでも誰よりも手を挙げていた人が
どんどん昇進していました。
また、否定しないという特徴もありました。
他の人の意見を尊重し、頭から否定をしない。
どうやったら良いかを一緒に考える。
そうすることによって信頼してもらい、協力してもらうことが出来て
大きな成果を残すことが出来ていました。
他分野にも興味を持つ人
プログラマーでもデザインに興味を持ったり、
プランナーがマーケティングに詳しかったりするなど、
幅広い知識を持つ人はプロジェクト全体を見渡せる力があります。
そうやって出来ることが増えていくので、
色々な仕事を任されていました。
コミュニケーションを密にとる人
やはりチームでどれだけ大きな成果を出せるかが大事なので、
コミュニケーションをフットワーク軽く取っている人は
総合的に評価されている人でした。
・仕様を他の人に伝える
・自分の意見を他人に伝える
・他のセクションの状況を確認する
全てコミュニケーションをちゃんと取らないと
全然意図していないものになってしまいます。
どこの会社でも全体への共有が浸透せず不具合は起きているので、
そんな中正確にコミュニケーションを取ることが出来る人は
チームを成功に導くことが出来ていました。
まとめ
ゲーム会社が「やめとけ」と言われる理由を紹介してきましたが、
ドブラックみたいなイメージがあるのは過去のものが強いと思います。
普通に大枠はIT企業ですし、
働きやすさが重視される世の中で改善されており、
自由で向いている人には天職かと思います。
自分もそこそこ長く業界にいますが
一度もゲーム業界から違う業界に行きたいと思ったことは無いですね。
そんなゲーム業界に興味がある人は
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